第8回 一億総活躍社会とソーシャル・インクルージョン

あの超アイドルだった! 菊池桃子さんの口から「ソーシャル・インクルージョン」

10月7日第三次安倍内閣が組閣され、親戚づきあいのような関係の加藤勝信氏が「一億総活躍社会」担当相に入閣となりました。そもそも「一億総活躍社会」って何? ということで話題になっているのですが、さらに民間議員として菊池桃子氏が加わり、これまたびっくり。さらに、さらに、「一億総活躍社会」会議の中で、菊池桃子氏から「ソーシャル・インクルージョン」という発言が飛び出し、世の中の話題をさらっています。

まず、個人的に菊池桃子氏と年齢が一緒で超々アイドルだった頃を知っている私は、あの大人しい、歌は上手くない(?)けれどとにかく可愛らしくて人気のあった“モモコ”の民間議員への登用に驚きを隠せません。当時、アイドル雑誌「Momoko」の創刊号の表示を飾るイメージガールとして彗星のごとく現れると、クラス中の男子の目を釘付けにしたことをよく覚えています。(その後、Momokoでは酒井法子さん、西村知美さんなどを輩出した)

その後、五月みどりさんの息子であるプロゴルファーの西川哲さんと結婚をし1男1女をもうけますが、現在は離婚しています。アイドル時代以降はそれほど目立った活動をしていなかった彼女ですが、たくましくキャリアを積んでいったのですね。
ただし、43歳の時にシェーグレン症候群という難病を患ったり、娘さんが病気の後遺症でハンディキャップを持ったりしたことなど苦労も多かったようです。

また、2012年には法政大大学院を修了し、その後は、戸板女子短期大学の客員教授となりキャリア教育の講義をしているようです。この頃から、キャリアに関する知識を身につけたようで、2013年には「キャリア権」の普及を目指すNPO法人「キャリア権推進ネットワーク」の理事にも就任しています。このNPOの理事長には元厚生労働省事務次官であった戸苅利和氏が就任しているということで、ここでも強力なコネができたのかもしれませんね。

それにしても、あの大人しいアイドルがこうも変わるとは、当時の同級生が聞いたらびっくりするでしょう。しかし、しかし、年齢の割に美しさは変わらず、これにも驚きます!

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引用:一億総活躍国民会議(首相官邸Webサイト)

聞いた瞬間、何を言いたいのかよくわかりません。とても、漠然としていて誰も(一億人)が活躍できる社会は分かるのですが、それを唱えたところで解決策が見えるわけではありません。とは言え、発足したばかりで3月末頃までに具体的な方策を取りまとめるという計画らしいのですから、様子を見届けたいと思います。

話は戻って、今回は、こういう社会の中から排除するものを作らない、全ての人々に活躍の機会があるということをソーシャル・インクルージョンというのだということだけ一応、覚えてきましょうか。

アベノミクス新3本の矢

話の順序が“モモコ”中心になって順序がおかしくなっていますが、新生安倍内閣で発表された新3本の矢および一億総活躍社会については、約60ページにもおよぶ膨大な内容になっています。

一億総活躍社会とは(首相官邸Webサイト)

そんな中、私はひとつ気付いたことがありました。それは、このコラムのタイトルにもなっている「はたらきかた改革」という言葉です。第一の矢〈名目GDP600兆円〉ですが、強い経済を実現し名目GDP600兆円をめざす上では、現在のOECD諸国に比して低い生産性を変えていかなくてはなりません。

第二の矢〈希望出生率1.8〉の子育て支援については、子育てをしていくためのさまざまなはたらく環境を変えていかなくてはなりません。有給休暇消化率の改善や過重労働防止のための対策などです。

また、男性の育児休暇についてはほとんど使われていない状況であるにもかかわらず、子は多く出産してもらい、子育てはしっかりしてもらい、女性活躍推進法でもっと会社でも頑張ってもらうなど、体がいくつあっても実現できないような状況をどう解き明かしていくのか真剣に考えていかねばなりません。

第三の矢〈介護離職ゼロ〉に至っては、介護離職者をゼロにするという目標を立てています。普通に生きていたらゼロなどにはなりませんから、設定を間違えているとも言えます。

これら、本文中の至るところに「はたらきかた改革」というキーワードが踊っているのです。

私自身も「はたらきかた改革」を掲げている以上、そういった政府の動きを横目で見ながらどのように動くべきなのかを真剣に模索、検討し、確実に実行していきたいと思います。

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引用:一億総活躍国民会議(首相官邸Webサイト)